RA (Residence Assistant)とは、大学の寮の学生管理人のことです。
もちろん学生寮は大学が運営するものなので、
責任者としての管理人はちゃんといます。
RAは、その寮に住んでいる学生が、
自分たちの寮の安全と秩序を担う役割として
選ばれます。
娘は1年生の冬学期にRA募集にエントリーし、
選考を経て2年生からRAとして活動しています。
RAになる最大のメリットは、
寮に住みながら寮費が無料・食費が半額になることです。
(娘の大学の場合です)
仕事内容は、
・夜8時~10時頃の見回りのシフト
(週に1~2度あり、その都度ネットを使って報告書をあげる)
・オートロックで締め出されてしまった学生の部屋の鍵を開ける
・寮のイベントを企画・運営する
・学生間の問題が起これば対処する
・新入生のケア
などです。
大学からエンブレムのついた専用のパーカーやTシャツが支給され、
シフトの際はそれを着て見回りをします。
自分の部屋は半分オフィスのように使うので、
一人でダブルルームに住めるので広々です。
ドアにはRAを示すプレートが貼られ、
差支えない時はオープンにしておき、
寮生がいつでも相談にこれるようにしてあります。
同じRA同士はもちろん、
寮に住む学生とはみな顔見知りになり仲良くなることができます。
大変なのは、寮内でパーティがある時、
一番最後まで残って後始末や、
酔った学生の介抱をしなければいけないことですが、
娘の寮は女子寮だしそこまで荒れることはないそう。
(パーティピープルが多い寮は大変)
RAは人気なので、毎年の欠員にはかなりの応募があるそうです。
選考は、書類、グループ面接、個人面接、と、
かなり入念に時間をかけて行われます。
問われるのは、責任感、共感力、冷静さなどなど。
娘は幸い初めてのチャレンジで合格しました。
問題があったり自分から辞退しない限り続けられるので、
卒業まで頑張ってほしいと思います。