海外大学にかかる費用は?①準備編

海外大学ははっきり言ってお金がかかります。

ですが日本の私大プラス仕送りを見込んでの学費を覚悟しているなら、
親子で頑張れば海外大学も視野に入るのではないでしょうか。

子は何といっても奨学金。とアルバイト。

親は金策に走るのみです・・・。

準備にかかる費用

①TOFLEやSATなどの資格受験費用
②パスポート取得費用
③ビザ取得費用
④航空券
⑤スーツケースなど身の回り品
⑥パソコンなど

①TOFLEやSATなどの資格受験費用

TOFLEとは、アメリカの教育試験サービスの英語力テストで、
英語がネイティブではない学生の大学入学の考査に使われるものです。

大学によって要求されるTOFLEの点数が違います。

この費用が馬鹿にならず、一回245USドル
(1ドル110円としておよそ27000円)かかります。

パソコンを使っての試験なので、試験会場や使用する機種との相性があると言われています。
受ければ受けるほどコツがわかり、英語の勉強が進むにつれて点数が上がっていきます。

娘の場合、行きたい大学の点数レベルに到達するまで何度も受けるはめになり、
けっこう痛い出費となりました(涙)。

(↑イメージフォトです。実際の試験会場ではありません)

 

SATスコアは任意提出に代わってきているようです。

費用は日本で受ける場合、45~65USドル
科目によって違いがあります。

娘は最初はアメリカの大学も視野にいれていたため、
SATを受けることにしました。

ところが、便のいい会場がアッという間に定員が埋まってしまっていたのです。

詳しい人に話を聞くと、昨今は自国では受けにくい近隣国から
日本にSATを受けにくる外国人生徒が多く、
日本人高校生が申し込みをしても席がないことが多くなってきたとのこと。

一泊しなければ受けられない会場しかなかったので、
仕方なくビジネスホテルを予約して親子で遠征するはめになりました。

結局はカナダの大学を選んだのでSATは必要ではありませんでしたが・・・。

 

②パスポート取得費用

海外大学を志望するお子さんは大体18歳前後でしょうから、
12歳以上で5年間有効パスポート取得には11000円必要です。

パスポートセンターへの交通費2回分も、地味に痛かったりします。

③ビザ取得費用

カナダの学生ビザの場合、150カナダドルと生体認証登録に85カナダドルかかります。

費用を抑えたいなら個人で、ビザ代行業者や留学エージェントに頼むなら、2~3万円かかります。

娘はオンラインで、自力でビザを取りました。
なかなか大変だったようですが、これくらいの困難にめげるようでは先が思いやられるというもの。

ビザがおりるまでの日数は読めないので、十分に余裕をもって申請しましょう。

 

申請には

  • 滞在期間の生活費をカバーできる十分な資金の証明
    (金融機関発行の英文残高証明書)
  • 就学許可証
  • パスポート

が必要です。

・残高証明書

十分な資金とは、一年間の学費+1000カナダドル×滞在月(一年間なら10000ドル)が目安です。

我が家の場合、メインバンクは三菱UFJ銀行です。
英文の残高証明書を発行してもらうためには窓口へ出向き、770円払って1週間ほどかかりました。

ただ、数百万円のキャッシュを一つの口座にまとめているわけではないので、
夫婦の口座+証券会社の口座も動員するはめになりました。

証券会社によっては英文の残高証明書を出してくれなかったりします。
娘は日本語の証明書をPDF化して英文を書き込み、なんとか審査に通りました。

要は見せ金なので、姓が同じなら祖父母の口座を借りるという手もあります。

 

・就学許可証

これが届いてからでないと、学生ビザの申請はできません。

パスポート

まるまる5年間の有効期間があるならいいのですが、
娘はカナダの大学に入学して1年数か月で期限の切れるパスポートでビザを申請しました。

すると、パスポート期間のみの学生ビザになってしまったのです。

通常ですと新しいパスポートの発行とともに申請すればビザも延長されますが、
コロナ禍でビザの給付を制限していたため、かなりやきもきしました。

無事10年パスポートと卒業までのビザが下りた時はほっとしました。

 

④航空券

カナダまでの渡航費用は時期によりますがだいたい片道8~20万円くらいです。

我が家はマイルを貯めて航空券代を抑えています。

⑤スーツケースなど身の回り品

娘は大小2個のスーツケースに、
シワにしたくないスーツとお気に入りの枕の入った肩掛けバッグ、
手荷物のリュックサックで一人でカナダに向かいました。
8月の最終週、酷暑のなか大荷物をかかえての移動は大変です。

スーツケースの中は、当面必要と思われる着替え、
日用品、勉強道具などでパンパンでした。

これとは別に、日本からはかなり大きな段ボール箱を郵便局EMS便で送りました。
冬物の衣類、ブーツに、日本のお菓子や食料などもいれました。

(現在コロナでEMSは取り扱いを中止しています。)

⑥パソコンなど

現代の大学生に必要不可欠なもの。

日本から使い慣れたものを持っていくか、現地で購入するか迷うところです。

大学から、大学生協で購入するとアフターサービスがつく、
というインフォメーションがありました。

ですが娘は日本でマイクロソフトのサーフェスを買って(10万円~)
手荷物のリュックに入れて持っていきました。

 

 

いかがででしたでしょうか。
我が家は準備の段階でこのくらいの費用がかかりました。

次の記事では実際渡航してからかかる費用について書きたいと思います。

 

 

 

 

 

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